24 March 400→1600増感結果 前回のフィルム増感の続き。 Ultra Fine Extreme 400のフィルムをatomal49を使って1600に増感現像したフィルムを8x10インチの印画紙にプリントしました。 特に作品撮りとして意識はせず、完全にスナップで撮ったので、いざ焼くとなったときに焼く気になるコマがなくてアレでしたが、どうにか2コマみつけてテスト。 明暗が激しい場面ではハイライトが飛びやすく、粒子の荒れが目立ちます。 けど、1600のフィルムってもともとそんなもんじゃない?という気もします。 木の幹の表面の描写などは結構質感が表現できていて、なかなか頑張っている気がします。 背景のボケの質感が気に入りませんが使っているレンズがpentax Mなので、そういうもんです。 もっときれいなボケを期待するならtessar使うべきでしょう。 こちらは明暗差がなく、低感度フィルムではブレるシチュエーション。 こういう場面においては増感でコントラストがでているのが良い効果になっていると思います。 低感度フィルムで撮るともっと全体的にグレーになりそうなので、お腹側の白とお尻側の黒がきちんとメリハリついているのは良いと思います。 尻尾先あたりの落ち葉の描写もしっかりしていて、粒子が目立つわりに描写が崩れていないように思います。 評価としては、1600を常用するのはさすがに無理ですが、低感度フィルムが苦手な場面を補う手法として1600に増感して使うのは十分アリなんじゃないかと。 予想ではもっと全体的に粒子が目立って汚い画になると思っていたので、8x10インチに焼いてこのクオリティなら余裕でアリです。 フィルム感度通りの400で使ってみた手応えもあわせて、常用フィルムとして検討する価値はあるんじゃないかと。 引き続き、もう少し使い込んでみようと思います。 PR