07 July ワークマン 撥水ランニングリュック 自転車で散歩にでたり、釣りに行くとき、日帰りの用事であまり荷物がないときは、montbellのポケッタブルのリュックを使用していました。 とにかく軽量で、安価だったので使いつぶすには丁度いいと思い買って以来、ずっと使っていました。 びしょ濡れにしたり、下敷きにして坂を滑り降りたりと手荒い扱いをしましたが、致命的な穴あきなどはなく、まだ全然使える状態です。 ですが、最近よく釣りに行くようになって、釣り道具や竿を収納するにはいささか容量が小さいこと、ポケッタブルのリュックなので背面パッドなどがなく荷物の凹凸がダイレクトに背中に当たり気になること、ポケットが少ないため荷物の整理がしづらいことなど、いくつか不満点がでてきました。 そこで、自転車で釣り場に行く途中たまたま通りがかったワークマンでなにかちょうどいいリュックはないかと思い覗いたところ、とても良いリュックを見つけてしまい、あまりにも良かったので紹介記事を書こうと思った次第です。 品名は“撥水ランニングリュック” 価格は2,900円、普通のデイバッグを買うにしても安い値段です。 色は黒、ネオンイエロー、グレーがありました。今回はグレーを選択。ホワイトグレーっぽい感じです。 ロールトップ式の防水バッグに肩紐を取り付けたようなこの手のリュックが最近流行りのようで、街中でもよく見かけます。 おそらくそういったデザインを取り入れたものなのだと思いますが、生地はあくまで撥水処理にとどまっており、ターポリンなどの防水素材ではなく、各部のジッパーも止水ジッパーではないため雨の日に使うと普通に浸水するのは留意しておきましょう。 ランニング用リュックというと携帯補給食やハイドレーション用のウォーターバッグ、鍵やスマートフォンを収納するための3Lとか5Lのリュックをイメージしますが、こちらはそれに比べると随分と容積があり、普通にデイバッグとして使えるサイズです。 ランニングと銘打ってある通り、胸にはチェストベルト、腰にはウエストベルトがあり、肩紐には反射素材が使われています。 背面とウエストベルトにはメッシュのパッドが使われており、クッションも内蔵されているため荷物の凹凸を感じることなく背負うことができ、通気も確保されています。 正面には小物用の横向きのポケットがあり、7インチのタブレットがぎりぎり入る程度の奥行。 ロールトップを展開すると、約55cmくらいの縦幅になります。 僕の仕舞寸60cmの竿はギリギリ入り切りませんでした。 サイドにはペットボトルや傘を入れられるポケットが両側についており、コンプレッションベルトもついているので引き締めることで荷揺れを抑えることができます。 ロールトップの口はバリバリするベルクロではなく、ジッパー式になっていました。 これはかなり好印象。 ベルクロだと衣類を引っかけて伝線させてしまったり、糸くずを巻き込んだり、そもそも音がうるさかったりするのであまり好きではないです。ベルクロにするくらいならいっそ何もない方がいい。 登山用のザックのように口が大きく開くので、このタイプに慣れている人なら難なく使えると思います。 ジッパーで全面をがばっと開けるタイプのリュックが好きな人にはちょっと勝手が悪いかもしれません。 内部を覗いたところ。 上に垂れている黒い仕切りのようなものはフロントのポケットです。 入口に比べると底のマチが小さいように思いましたが、構造的に考えればこの容量でベストといったところ。 これ以上の容量を求めるならおとなしくアウトドアブランドのザックを買い求めた方が賢明でしょう。 このリュックにはもうひとつ収納個所があります。 フロントの袋部分と肩紐の間に、ダブルジッパーがついていて、袋部分とは別の収納スペースがあります。 こちらはマチがほとんどない収納スペースではありますが、本や小型のノートPC、タブレットなどを収納できるスペースになっています。 前後にクッションが入っているので、PCを入れても痛めにくい構造です。 ウエストベルトには左右それぞれポケットがあり、右側がメッシュポケット、左側が透明なフィルムで覆われたポケットになっています。 右側のメッシュポケットはちょっとした小銭やカードケースを入れるのにちょうどいいサイズになっています。 いちいちリュックを下すことなく小銭を取り出せるので、この位置にポケットがあるのはかなり便利です。 左のポケットには、5インチ程度までのスマートフォンが入ります。 最近の6インチ端末は無理です。画像はiphone5。 僕は京セラのtorque SKT01を使っていて、ちょど良く収まりました。 雨濡れを意識してか、防水フィルムのような材質ですが、背面は普通のナイロンなので濡れればじきに浸水するのではないかと。 ジッパーが縦向きになっているので、多少の雨降り程度なら濡れにくい構造になっていますが、止水ジッパーではないため、あくまで降り始めの雨への備えだと思った方が良いでしょう。 あくまで“撥水”のリュックであることを念頭に置いて使えば、この手のリュックとしてはかなり使い勝手のいいものになっていると思います。 2,900円という低価格を実現するために、部品や縫製にコストダウンを感じますが、実用上支障のないレベルにとどまっています。 そこにこだわるならメーカー品を買った方が賢明で、あくまで値段を気にせず使い倒せる実用リュックとしてみるべきです。 僕が使っていたmontbellのポケッタブルリュックと比較して圧倒的に快適に感じたのは、背負ったとき背面にクッションがあることで荷物の凹凸を感じないこと、ウエストベルトがあることで歩いたり自転車に乗っている時でも荷揺れがしないことです。 これ、リュックとしては当たり前の機能ではあるんですが、2,900円ではなかなか手に入らない機能です。 背面クッションはギリギリあっても、腰をがっちりホールドする幅広のウエストベルトはなかなかありません。 せいぜいチェストベルトと同じ幅のテープ状のベルトがある程度。 しかもそのウエストベルトにポケットがついているというのもかなり贅沢な仕様です。 いつも小銭入れとスマートフォンの入れ場所に難儀していて、ウインドブレーカーのポケットやズボンのポケットにねじ込んでいましたが、夏はウインドブレーカーを着ないし、ズボンのポケットに入れると自転車乗りづらいしで地味に困っていたので、ウエストベルトにポケットがあることで不便が一気に解消されました。 容量も以前のリュックより大きくなっており、ネカフェや宿を借りての一泊程度の外出なら、衣類やタオル、ブランケットと電子機器等すべてこのリュックに収まります。 必要以上に機能を付けない、必要な機能はしっかり、という造りをしていて「過不足がないリュック」というのがこのリュックに対する感想。 ただ安いだけではなく、きちんと使い勝手を考えて作られているリュックであると感じます。 最近ワークマンの商品を褒める記事をよく見かけるので、その流れに便乗したようでアレなのですが、実際手に取ってみると本当によくできています。 レインジャケットもウインドブレーカー代わりとして、ワークマンのものを使用していますが、こちらも本当によく水を弾いてくれて、何度も雨降りの中助けられています。 靴やシャツも安価で手に入るので、たまにふらりとワークマンを覗いてみるのもいいと思います。 PR